2004年05月31日

左投手変化球のいろは

今日はなんか洒落たタイトルなんかつけてますが
ようは左投手の変化球についてです

『スクリューってシンカーでしょ』
『左のサークルチェンジってスクリューじゃん』

なんて思っている人、今日もムダ知識を増やしてみませんか?

当然今回も各定義から入ります
っていうかこれが結構重要だったりするんですが

【シンカー】
英語の「sink」(沈む)の意味の通り、利き手方向に沈む変化球
主に中指と薬指の間で挟み『抜く』ように投げる

【スクリュー】
正確にはスクリューボール
左投手の利き手方向に沈む球のことを全般的にこう呼ぶ
その原型はクリスティー・マシューソンの魔球「フェイド・アウェイ」だったとされている[週刊ベースボール・6月7日号から引用]
基本的な変化はシュートしながら沈む
特にシンカーのように挟むわけで投げるわけはなく、『回転をかけて沈ませる球』である

【左のサークルチェンジ】
サークルチェンジは名前の通り親指と人差し指で輪(サークル)をつくり他の指でボールを支えて握って腕を振って投げる〔リリースは人によって感覚が様々なのであえて書きません〕
変化は、握りからシュート回転をしてやや逃げながらふわっと沈む球と思います

ただこのサークルチェンジ、個々によって変化は変わるので、上の記述が必ず正しいというわけではなく、あくまで一例です

使い始めて結果を出した投手としてはメジャーリーグ、カブスのマダックスが有名でしょう
ただ昔から勝っている投手は使ってはいたでしょうね
当時はチェンジアップという言葉はおそらくそこまで浸透していなかったので、使い手は内在的にはいるはずです

定義はこのぐらいで・・・
ヤクルト・古田選手がヤクルト・石川投手の変化球についてインタビューを受けている本を読んだことがあるんですが
その本によると、ヤクルトの石川投手はシンカーとスクリューを投げ分けているそうです
そして石川投手はサークルチェンジとスクリューも投げ分けているそうです
シンカーとスクリューはまだわかるが、スクリューとサークルチェンジは変化自体が似ているので古田選手も見分けがつかないそうです

上のことを踏まえて、わかることがあります
『シンカーとスクリューはわかるが、スクリューとサークルチェンジは変化自体が似ているので古田選手も見分けがつかないそうです』のところです
投手にわかって、捕手にわからないこと
それは投手の投げる意識です
シンカーとスクリューなんてのは定義で書いたとおり

シンカー=抜く
スクリュー=シュート回転をかける

この違いです
しかし変化自体は似ていますが、球速差には違いはでると思います
じゃあスクリューとサークルチェンジはというと

スクリュー=シュート回転をかけて徐々に沈む
サークルチェンジ=タイミングをはずしつつシュート回転ですっと落ちる

という感じでしょうか
ようはチェンジアップという意識で投げるか、投げないかの違いですね

例えば投げているのが左投手だとして、捕手の視点からみた場合

『このバッターは長打をねらっているな』
なんて時はサークルチェンジでしょうし、
『外外と来たから、意識が外にいっている』
こんなときは内角にスクリューをなげれば打ち損じる確立は高いはずです
でサインを出しますね
投手も捕手の意図を感じて投げます
しかし投手が投げた球はというと、捕手側から見れば二つ場合とも同じ球に見えるという現象が起きます
捕手も投手が投げる意識をその瞬間でわかることは難しいでしょう

今回は変化球をリリースの仕方や意識持ち方とかいろいろな感じで区別しましたが、実は本場メジャーリーグではファーストボールとブレーキングボールという認識しかないそうです
いずれ日本にもこの認識が輸入されることでしょう
そのとき今日書いたような細々とした分け方っていうのはなくなってしまうんでしょうね

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posted by sin at 02:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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